言わせてしまった

盆休みで墓参りのために帰省したときうちの母が、
「なし崩しで一緒になるのはだめよ」とやんわり同棲を否定してきた。
私はてっきり今の彼と結婚するつもりで同棲を考えていたのだけど、
はて思い出すと、アメリカに行く前に結婚しようと言われただけで
日本に残る事になってからはケッコンは出てきてないなぁと不安に。
で昨日彼のとこに帰ってきて「一緒に住むのはだめだって」
というと、彼は残念そうに「そうか…うーん…」と黙ってしまった。
なんでダメだって言われたのか、それを言うことは自分から迫ってるみたいで嫌で、
しかもなんで聞いてくれへんの!と悲しくなって、2時間ぐらい悶々と考えてしまう。
就職の話をするのも彼は嫌いで、一緒に住みたいと言い出したのも私で。
なんか、就職も結婚も大事なことなのに、
もしかして面倒なのかなー、と。
そんなめんどくさがるんだったらこの先一緒にいても決断は全部私なのかなー、と。
私と付き合ってるのって、私が楽だからだけなのかな。
めんどいこと言っちゃうと引くのかな。
負のスパイラルにはまり、右手の小指に激痛が走る。
(私は悲しいことやつらいことがあると右手の小指が痛くてしびれる)
だめだ、別れよう。と思った瞬間号泣。

うちのことめんどいんやろ、楽なときだけなんやろ、とか
もう何を言ったのかよく覚えてないんだけども、
彼は私をなだめながら「将来のこと、考えてるよ」って笑う。
結局、「何もなしでは一緒に住んだらあかんねんて」と言い、
彼から結婚を引き出してしまった。
仕方なくじゃないよ、今言うのは嫌やったからやよって言ってくれて、
またいつか改めて言ってもらうことにした。

憑き物が落ちたように、一気に体が楽になった。
私は私を連れ去ってほしい。
ちゃぶ台ひっくり返して殴るような父ではないけど、
それでも私をきちんと実家から奪ってほしい。
それぐらいの気骨を見せてくれないと、支えあえないような気がして。
アメトーーク見て一緒に笑ってすやすや眠る。
今日は南丹の灯篭流しと花火を見に行く。

ゴルチェの浴衣が禍々しいぜ。