別れを想像して、思いとどまる。

土曜日、私はとっても不調だった。
一緒にどこかに出かけたかったし、たくさんお話もしたかった。
彼は例の論文がすごく忙しくって、それどころじゃない。
だけど美味しい晩ご飯を作ってくれたし、一緒にSATCを見る時間も作ってくれた。
ポテトをまるごと解凍して食べて、ビールたくさん飲んで、薬も一緒に飲んだら、
最悪に気持ち悪くなってでろでろになってしまった。
お風呂から上がって吐き気がピークに達して動けなくなった私に、
彼は「SATCでテンションあがりすぎたなぁ」って笑って背中をさすってくれた。
そんな冗談聞いてる場合じゃないぐらい気持ち悪くて、
あかん、吐く、と思ってトイレにこもった。
心細くて、気持ち悪くて、もう泣きそうで。
なのに彼は、食器を洗い出したのですよ。
食器を。

なんかもうそれだけで、絶望的な気分になった。別れを即思い立った。

悲しくて悔しくて気持ち悪くて眠れなくて、
でも別れることを想像したら、もう全然だめだった。
私はいつもこんなことをしてしまう。
私はいつも1人で絶望してしまう。
かわいい寝顔を見ながら、思ったことは、
どうせ誰と付き合ってもおんなじ問題になるんだったらこの人とがいい、ってこと。
別れた後を詳細に想像して、やっと思いとどまった。

でも、このままいても私の日曜日が台無しになると思って、
とりあえず今日は帰ろうと思った。
彼の睡眠を邪魔しないように、2時間起きて朝が来るのを待っていた。
明け方着替えたあとに「帰る」と言ったのに起きなかった彼を見て、
やっぱりだめだわと思い号泣。
中途半端な自分だ。
悲しかったんよなぁ。。。起きてよ。見送ってよ。
ようやく事の大きさに気付いた彼が、あわあわとなだめてくれた。
着替えた私を寝ぼけながら見て、「散歩かな」と思ったらしい。
朝7時に散歩なんかしねーよっ。夜型だよっ。
怒ってること、今日は帰ること、別れを考えたけどそれは嫌だということを伝える。

結局彼のほにゃほにゃした笑顔と布団に丸め込まれて、
色々と話して、仲直りした。
生理前とはいえ、めんどくさいことしちゃった自分に反省。
その日は彼は学校へ。
私はごめんなさいとありがとうをこめて、部屋の掃除と晩ごはん作り。
炊き込みご飯とお雑煮とおひたしとシャケの晩ごはん。
超がんばった。昆布とカツオでダシ取ったった。
うまかったーーーー!!

これからもずっと一緒にいれたらいいのになぁ。
なんかもう、素直にそれしか考えられない。