嵐が来ている。
私は、強い風(突風)が大好きだ。
ちなみに突風と書くときの、突きぬく風、というニュアンスも含めて大好きだ。
台風、嵐、ただ風の強い日、そのいずれも私は、安全を確認しつつも外へ出て、
自分の体が風に押されて持っていかれそうな感覚を楽しむ。
晩秋の突風で枯葉が一気に舞い散る様も良い。
思わず叫びそうなぐらい、風は美しい形を見せてくれる。
当の風は見えないけれど。

ずっとぐずぐずだった体調が、ようやく発熱という形で現れる。
大きな粗大ゴミを出して、風を楽しんだ後、今に至る。

この間のゼミ旅行に、教授の奥様も来て下さった。
(うちは女子ばっかなので、先生@男が一人だとちょっと悲しいかなと思って。)
私は教授のことが大好きだ。
研究内容を語るときの少年のようなキラキラした輝きや、
我々学生(しかも学部生)を一人の人間としてきちんと向き合って心から話してくれるところや、
決して人の(というか他の先生の)悪口を言わないところや、
どうしようもない学生でも、絶対に見捨てないところを、
私は心底尊敬している。
そんな教授の奥様はどんな方なのだろう、と思っていたら、
それはもう、なんというか、本当に素晴らしい人だった。

人生を、生活を楽しんでいて、周りに気配りができ、明るく知性的で、独特の感性をもってらした。
それは教授とすごく合っていて、憧れの夫婦像をまた1つ得た。


やっぱり思うけれど、
美しい言葉と食べ方は、それだけで財産だと思う。
私はどっちも持っていないが、持とうとしてがんばってはいる。
でもそのときの「美しい」というのは、表面や見た目や言葉尻ではなく、
周りの人を不快にさせないための気配りを意味しているのかもしれない。


今日はゆっくり休もう。