考える

私が体験した一番の闇は、沖縄で防空壕に入ったとき。修学旅行のガイドさんが「では体験してもらいましょう」といってライトを消したとき、そこには何も無かった。目を瞑るより真っ暗で、暗い、というよりは黒かった。湿った、深くて怖い、黒しかなかった。…

逃避

脊髄で判断できるぐらいの速さで、ついていくことを決めた。脳でじっくり考えなかった。だって、私は私のことをすごくよく知っているから、脳全部使ってしっかり考えたら、私の出す結論が『行かない』になることは、それこそとっくのとっくに分かってた。だ…

決めたかな

人生の転機だと思って真剣に考えようと思った。でもどう考えても、彼についていきたくて仕方なかった。外国に住む、なんてことが自分の身に起きるとは。勉強して、勉強して、働いて、向こうで大学院に入ろう。そんで心理士の資格取るんだ。 無理だと思ってし…

転機

私の人生に、大きな転機が訪れているのかもしれない。それはものすごく大きいようで、実は小さいような。けれども、しっかり考えなくてはならないことは確かだ。 私の母親は、まだ小学生だった私に、「○○(名前)が学校へ行けるのも、公園で遊べるのも、みんな…

無力だ。

学童で、子どもに真剣に向き合ったら、カッとなったその子にマフラーで首を絞められた。息が出来なくて苦しくて頭もクラクラして、怖くて悲しくて泣きたくなった。だけどその子も泣いていて、私が倒れたらこの子が傷つくと思ってふんばった。「苦しいよ。首…

はたらく。

「子どもの成長を守る人になりたいなぁ」と思っていた。だから児相とか、養護施設で働きたいと思ってた。子どもを相手にして、子どもと一緒に成長したいと思ってた。 今日実習に行ったときに県の心理の職員さんが、色々職場が変わって、対象も色々変わってい…

idea

ルソーのエミールを読み始める。彼のひどく灰汁の強い潔さに、少しあこがれる。人間が人間として生きるということを、こんなにも真剣に考えている。放っておくと人間は堕落する。少しずつ目標を下げて、そのうちに社会に迎合する人間として生きるようになる…

嵐が来ている。私は、強い風(突風)が大好きだ。ちなみに突風と書くときの、突きぬく風、というニュアンスも含めて大好きだ。台風、嵐、ただ風の強い日、そのいずれも私は、安全を確認しつつも外へ出て、自分の体が風に押されて持っていかれそうな感覚を楽…